ロデリック
AIのロボットの話しです「ロデリック」
彼は「自分を人間のようなロボット」と思っています
言葉を覚えていく、学習型ロボットです
初めてロデリックが登場したときは全然言葉は話せません
少しずつ学んでいくので、ロデリックの成長をみるのが楽しいです
登場したときから流暢に話し動くドラえもんがハイスペックにみえます(^^)笑
NASAの研究で作られていたAIロボットで
予算が足りず廃棄されるところを養子にもらわれて
人間に育てられたAIロボットの話しです
人間なら普通のはなしでもロボットの成長と考えると面白い
言葉を覚え、話し、冗談も理解していく
テレビが好きでよくみていり人間らしいです♪( ´▽`)
でもテレビの世界と、現実の世界とは違う人間がたくさんいることを学ぶ
クリスマスにくつしたをさげると、足をプレゼントされるのが面白かった
それによって少しずつからだも大人サイズに成長していきます
さなぎとはまた違うけど、不思議な成長。いい例えが思い浮かばないです
あとには
「足下の子供時代の頭蓋骨に目を落とした。うつろなブリキのかけらの中に、ぼくがいる。」
この文が好きです
脱皮した自分の身体と向き合ってる感が、感慨深くて
ロボットだけど、感情はなくても思うところはある哀愁漂う一文だと思います
これからロボット社会になっていくと思いますが、このロデリックのお話も現実になる日もくるかもしれません
500ページもある長編で、心がくじけそうでした
ロデリックの成長はみたいけど、わたしにはよくわからない話が多かって
登場人物も変わった人ばかりだし
万人受けは難しい本ですが
シュールな感じが好きな人は読みごたえあると思います
ロデリック:(または若き機械の教育) (ストレンジ・フィクション)
- 作者: ジョン・スラデック,柳下毅一郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 単行本
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