芥川賞作家の藤野可織「ドレス」読んだよ
梅雨に入り毎日雨。読書が進みます(^^)
今日は藤野可織の「ドレス」読みました
8作品からなる短編集です
本の帯にあった「奇想」という言葉がとてもしっくりきました
登場人物に奇人変人が多くて普通の人がいない
むしろ普通の人のほうがおかしいんじゃないかっていう世界
いい意味でグロテスクで後味のわるい作品でした
不思議な世界観なので好きな人は好きだとおもいます
「愛犬」
ババロアの表現が気持ち悪くて面白い( ^∀^)
「かたちだけはプリンにそっくりだった。死んで血の気を失ったプリンだ。プリンの死体だ。」
ストーリーよりもこの表現がインパクト強かったです
今後ババロアを食べるときにスプーンが止まってしまいそうです
「マイ・ハート・イズ・ユアーズ」は驚かれされた作品
最後まで読んで、もう一度読み直しました
男女の恋愛はあるけれど生殖に関しての役割の設定が奇抜
うゎぁーって気持ち悪く感じる反面、愛の形がキレイに見えました
なんかそういう動物いそう、いやむしろ単細胞生物みたい
これは8作品からなる短編集ですが
大半はグロテスクで気持ち悪く感じました
でも言葉の使い方が面白いのでついつい最後まで読んでしまいました
完読できるほどの引き込まれる世界観のある作品を作れる藤野可織のパワーはすごいです!
気持ち悪って思いながらも最後まで読めたので
実は気になる好きな作品だったのだと思います
久々の本の感想でした
今週末まで雨が続くので、積ん読消化週間になりそうです( ^∀^)