王とサーカス〜今本にはまっているナツキが勧める小説
最近読書ブームです
その中の一つを紹介します
ネタバレしないようにぼやっと感想かいてます☆
「王とサーカス」
2001年に起こったネパール王室殺人事件を機に、殺人事件がおこります
そう、舞台はネパールです
主人公の太刀洗真智は記者の仕事をしています
最初は王室の殺人事件を追って記事にあげようとしていたが事件は思いがけない方向に…
なんと大刀洗真知が前日に話をしていた軍人の男が殺されたのです
「サーカス=見世物」
ジャーナリストによってネパールはサーカスにされた
全てを記事にして世に出すのも良いことではないことが、いろんな人を介して見えてきます
ジャーナリストのあり方とは何か
記事が雑誌や新聞になり人の目に触れること、それが記者やジャーナリストの喜び
殺人事件や行方不明、戦争や病気など悲しい事件はたくさんあります
でも関係ない人間が見てもそんな悲しいことがあったのかと思うだけで見世物(サーカス)の対象にしかならなくて他人事になってしまいます
「自分に降りかかることのない惨劇は、この上もなく刺激的な娯楽だ」
という言葉が心に刺さります、この小説の中でとても深い言葉でした
表面だけで良し悪しを判断するのはむずかしいです、でもその先も考えれるようにならないと相手を困らせたりしてしまうので
いろんなことを実際に見て聞いて知って、いろいろ経験していかないといけないと思いました
この小説は先が気になるので2日で読み終わりましたが、読み終わった後もじわっと胸の奥に広がる重いストーリーでした
ジャーナリストの方には是非読んでいただきたいとおもいますね